男子:(無言で立ち止まり、女子を見つめる)
女子:何よ、何か用?
男子:(小さくうなずく)
女子:ふん、それだけ?つまらないわね。
男子:(無言でポケットからノートを取り出し、ペンで何かを書く)
女子:何よ、それ?
男子:(手渡す。書かれているのは、「こんにちは。俺は山田。よろしく。」)
女子:(顔を赤らめつつ、ノートを受け取る)う、うん。私は、鈴木。よろしく。
男子:(微笑む)
女子:何よ、何で笑ってるのよ!
男子:(再びノートに書き込む。書かれているのは、「鈴木さん、可愛い。」)
女子:えっ、な、何よそれ!?べ、別に、嬉しくなんかないわよ!
男子:(再び微笑む)
女子:(赤面しながら)あ、あんた、もしかして…。
男子:(うなずく)
女子:…ったく、私はこんな人と話してるんだから、もう。
男子:(ニッコリ)
女子:(ついに笑いながら)でも、まあ、よろしくね。