姿で廊下を駆け抜けていた私は、急いでいたために足元を誤り、思わず転んでしまった。
ひとしきりの動揺が鎮まった後、私は自分が起き上がると同時に、周囲にいた人々の視線を感じた。その時、私は恐ろしいことに気付いた。私が転んだ時、スカートが捲れていたのだ。
焦って立ち上がろうとすると、足元がもたつき、転倒寸前になる。何とか踏ん張り、立ち上がった私は、まずスカートを直すことに必死になった。しかし、すでに遅かった。周囲の目には、私のパンツが露わになっていたのだ。
その瞬間、私は顔を赤らめ、恥ずかしさとともに、自分を責めた。なぜ、あんなに急いで走ったのか。もっとゆっくり歩けば、こんなことにはならなかったのに。
慌ただしく身支度を整えた後、私は周囲にいた人々に謝罪し、その場から立ち去った。しかし、心の中では、自分を責める言葉が絶えなかった。あの日以来、私は制服を着ることが苦手になり、廊下を走ることも恐れるようになったのだった。